投薬中たまに患者さんから、「このくすりは体のなかに蓄積されていくんでしょ？」と質問されますが

「ちくせき」とは、いかに。

食べ物同様、服用した薬剤は口を通り⇒食道を通り⇒胃袋へ到達し⇒腸を通り吸収されて。。。みたいな過程をたどります。

ただし、本来体の中には無いような物質も入ってくるので

体としてはもれなく「やっつけろ」の対象です。

ですので、入ってきた薬剤は格好いい名前で

肝初回通過効果

を受けるんですよ。

かんしょかいつうかこうか。一度は聞いたことあると思いますが。

悪い物質もあるかもしれないので肝臓で代謝されてから血液中に流れ込むわけです。

その肝初回通過効果の威力がすごいもんですので、

薬剤はあらかじめそういった肝初回通過効果を考慮した分量が含まれているのです。極論、服用した薬剤のほとんどは無くなってしまいます。

残りカスが血液中に流れて全身をめぐり、効果を発揮する、といったニュアンスで大丈夫です。

「なんか、薬飲んでも効果ないなー」

は、もしかしたらあなたの肝臓が元気なのかも。

そこで肝初回通過効果を回避すべく「坐薬」や「舌下錠」や「注射」なんてものが開発されております。

肝臓をとおらず直接吸収させたらいいもんね！戦法です。

坐薬がすぐ効く。点滴してもらうとよくなる。とかはこれのおかげかも！！！

知らんけどぉぉぉぉ！！！

　

　

　

　

　

　

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