プールで病気もらってきちゃうって、ほんと!?

夏が近づき、幼稚園や小学校でもプール授業が始まる時期。
子どもたちはワクワクしていますが、親としては「病気、大丈夫かな?」とちょっと心配。

実は、プールに入ることで感染しやすくなる病気や、悪化するリスクのある症状がいくつかあります。
今回は、プールの季節に特に気をつけたい病気と、その予防法・対処法についてわかりやすくまとめました。
家庭や園・学校でできる対策もご紹介~


🔵 プールの季節に多い!主な感染症・病気一覧

🔴 ① 咽頭結膜熱(プール熱)
・主な症状:高熱、のどの痛み、目の充血、倦怠感
・感染経路:プールの水、タオルの共有など
・ポイント:アデノウイルスが原因。解熱後2日経過するまで出席停止となります。

🟠 ② 結膜炎(はやり目)
・主な症状:目のかゆみ、充血、目やに、涙が出る
・感染経路:ゴーグルやタオルの共有
・ポイント:ウイルス性は感染力が非常に強いです。家庭内感染にも注意!

🔵 ③ 中耳炎
・主な症状:耳の痛み、発熱、耳だれ、聞こえにくさ
・原因:水が耳に入ったことがきっかけで、風邪が悪化するケースも
・ポイント:痛みが強い場合や発熱がある場合は早めの耳鼻科受診を。

🟡 ④ 水いぼ(伝染性軟属腫)
・主な症状:小さな白いブツブツ。痛みやかゆみは少ないことが多い
・感染経路:皮膚の接触、ビート板やタオルの共有
・ポイント:プールは原則OKですが、園や学校によって判断が分かれることがあります。

🔴 ⑤ とびひ(伝染性膿痂疹)
・主な症状:かゆみのある湿疹、水ぶくれ、かさぶた
・感染経路:かいた手、タオル、衣服などを通じた接触
・ポイント:感染力が非常に高く、プールは禁止。早めの治療が必要です。


🟢 園や家庭でできる!5つの予防ポイント

1. プール前後はシャワー・洗顔・洗眼
→ ウイルスや細菌を洗い流すことが大切です。目を開けて潜る子は特に要注意。

2. タオルやゴーグルの共有は避ける
→ 感染を広げないために、兄弟間でもなるべく共有しないようにしましょう。

3. 皮膚トラブルや風邪症状があるときはプールを控える
→ 無理に入水すると、悪化したり感染を広げたりする可能性があります。

4. プール後は全身をしっかり拭いて保湿する
→ 肌のバリア機能を保つためにも、乾燥対策は重要です。

5. 体調や皮膚の異変に早めに気づく
→ 「目が赤い」「耳が痛い」「ブツブツができた」など、小さな変化を見逃さないようにしましょう。


🟣 登園・登校とプール参加の目安

病気名登園・登校の目安プールの可否
プール熱解熱後2日経過まで出席停止❌ 入れません
結膜炎症状がなくなるまで(医師判断)❌ 入れません
中耳炎医師の許可があるまでは控える△ 状況による
水いぼ園・学校の方針による△ 要確認
とびひ完全に治癒するまで出席停止❌ 入れません

※「❌」=禁止、「△」=要相談や状況による


☀️ おわりに 〜知っていれば怖くない!プールシーズンを安全に〜

プールは子どもにとって楽しい時間であり、心と体の成長にもつながる貴重な体験です。
一方で、感染症や皮膚トラブルなど、保護者として気をつけたいこともたくさんあります。

「おかしいな?」と思ったときに、早く気づいてあげられることが何よりの予防です。
正しい知識を持って、安心・安全にプールを楽しめるようにしてあげたいですね。

ご家庭でも、ぜひ今日からできる予防を取り入れてみてくださいませ。

 

 

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