剤形とは

医薬品の剤形。たくさんあるよー

  1. 内服薬(口から飲む薬)
  • 錠剤:一般的なかたまり状の薬。飲みやすく、安定性が高い
  • 口腔内崩壊錠(OD錠):口の中で溶ける。水がなくても服用可能。高齢者向け
  • チュアブル錠:かみくだくか、なめる、かそのまま飲む
  • カプセル:ゼラチンなどで包んだ薬。中身が粉や液体で苦味を抑える効果も
  • 散剤(粉薬):粉状の薬。子どもに多く、分包可能
  • 顆粒剤:やや粒状の粉薬。散剤より飲みやすく安定性が高い
  • 液剤(内用液):液体の飲み薬。小児や胃腸薬などに使用
  • シロップ剤:甘味を加えた内用液。小児向け
  • ドライシロップ剤:粉末状の甘味薬。服用時に水に溶かす/小児向けに多く処方される
  1. 外用薬(体の外に使う薬)
  • 軟膏:油性の塗り薬。保湿力が高く、傷・湿疹に使用
  • クリーム:水と油の混合。軽い使用感で顔や体に使いやすい
  • ゲル:ジェル状。さらっとして浸透性が高く、脂性肌や頭皮に適する
  • パップ剤:湿布タイプ。冷感あり。貼付剤の一種
  • テープ剤:薄型の貼薬。持続放出型で関節痛などに使用
  • 点眼薬:目に点す液体。開封後は期限に注意
  • 点鼻薬:鼻に噴霧する薬。アレルギー性鼻炎などに対応
  • 点耳薬:耳に滴下する薬。中耳炎などに用いる
  1. 注射薬・特殊剤形
  • 注射剤(皮下注・筋注・静注):効果が早く、消化管を通らない
  • 点滴剤(輸液):静脈内にゆっくり投与。電解質・栄養補給などに使用
  • 吸入剤:肺に吸い込んで使う薬。吸入器が必要
  • 舌下錠:舌の下で溶ける。効果が即効的
  • 坐剤:肛門から挿入する薬。解熱・吐き気などに使用
  • 腟錠:腟内に挿入。婦人科領域で使用

 

 

 

とまぁ、いろいろあるので、覚えなくてもいいけど知っておくのは必須で

例えば

クレストール錠 と クレストールOD錠 は別物だし

モンテスカスト錠もあれば、モンテルカストチュアブル錠ってのもある

アスベリン散があれば、アスベリンドライシロップもあるし、アスベリンシロップもある

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